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目の動きで統合失調症判別 大阪大、早期発見に

共同通信社 2014年11月7日(金) 配信
 物を見る目の動きから、統合失調症かどうかを判別できることを発見したと大阪大と京都大のチームが7日発表した。チームの橋本亮太(はしもと・りょうた)大阪大准教授(精神医学)は「早期診断法の開発につながる」としている。成果は国際的な精神医学誌電子版に掲載された。

 チームによると、精神疾患は検査などによる客観的な診断が難しく、医師により診断に違いが出たり、患者や家族に具体的な検査数値を示して説明しにくかったりすることがある。

 チームは統合失調症患者の目の動きに着目。画像や動画を自由に見てもらった場合、健常者に比べ、視線の動きが極端に少ないことが分かった。モニター上で動く対象を目で追ってもらった場合も異常が見られた。

 視線の移動距離や注視する時間など五つの指標を使い、88%以上の精度で患者と健常者を判別することに成功した。統合失調症は発症後治療を始めるのが早いほど経過が良いことが分かっており、診断を補助する検査法として実用化を目指す。

 橋本准教授は7日記者会見し「低コストで簡単にできる方法の開発を進め、臨床の現場に普及させたい」と話した。

 注)精神医学誌はスキゾフレニア・リサーチ