01

感謝のお便り 全22ページ




※効果には個人差があります。同じ効果をお約束するものではありません。








 私は40歳になる統合失調症の息子を持つ母親です。
先生の存在を知るきっかけになったのはホームページを拝見したことからでした。あれから1年4カ月後、まさか20年以上闘い続けた病気(統合失調症)が治る日がくるとはあの頃の私は思ってもおりませんでした。

 息子が体調を崩したのは中学生の頃でした。最初はチック症(瞬きや手の動作)がひどく、その後は強迫神経症(一日中手を洗うなど)となり、20歳の頃に精神分裂病(統合失調症)と診断されました。その頃の息子の状態は、人が皆霊能者に思え自分の心を読まれるのが恐ろしく、親に対しても「お前達も霊能者か!!はっきりと答えろ!!」と言いながらガラスを割り暴れていました。当時は入退院を繰り返しながら生活をしていましたが、家でも「イライラする。薬が効かない。注射を打ちに病院に連れていけ!早くしろ!!」と大声で怒鳴っては病院へ向かう日々。ある時は自宅で多量の薬を飲み(約2週間分)頭の中がパニック状態となり大声でわめき暴れ入院となりました。この頃は家族も生きた心地がせず、無我夢中で一日いちにちを過ごしていたように記憶しています。
 その後30歳を過ぎた頃から精神的に浮き沈みがあったものの暴れることは少なくなり、現在は40歳となりました。しかし相変わらず親の支えなしには生きていけない状態であり、症状としては人の目線が気になったり、理由のはっきりしない劣等感から人間関係をうまく築けずにいたり、幻聴に悩まされたり、イライラしては家族に当たったりといった状態でした。
このような状況の中で日々思う事は「私達親が先立った後に自立して生きていくことはできるのだろうか」ということでした。そのため親の願いとして「ここまできたら病気は完治しないだろうが、せめて前向きに生きていける力をつけてやりたい」と、何かよい方法はないかと考えあぐねておりました。そんな時に巡り合ったのが井手先生の催眠療法でした。
 「催眠療法」というものが私にとって未知のものでありお会いするまでは多少の不安もありましたが、お会いして不安は飛んでいきました。何があっても井手先生を信じようと強く心に決めたことを今でもよく覚えています。
 しかしここからも息子との戦いです。当初は催眠療法を信じておらず行く事を嫌がり、機嫌を取りながら腫れものに触るような思いで先生の所へ連れて行きました。先生の所へ通う車中の空気は重苦しく、大声で怒鳴られながら福岡への道のりを通い続けました。
 しかし先生の熱心な治療を受け続けている内に少しずつ変わっていき、次第に治療を本気で受けるようになりました。それからはウソのように病気が快方に向かい元気になって行きました。今では街を歩いても人の目がまったく気にならなくなり楽になったと言います。確かに昔は一緒に街を歩いてもうつむき加減で足早に歩いていたのですが、今は堂々と歩いています。
 また治療が進むに連れてもともと幼い頃好きだった読書が再び出来るようになり、自分の時間が楽しめるようになったと喜んでいます。部屋の掃除もかかさず、模様替えを楽しんだり、病気になる前の姿に戻っていきました。
 そして先生と出会って1年4カ月後、ついに27年間戦い続けた統合失調症が治ったのです。こんな日がくるとは夢にも思っておりませんでした。今でも信じられない気持ですが、実際に元気になった息子を目の前に「これは現実なのだ」と実感する毎日です。
 井手先生には心から感謝しております。この気持ちは言葉では言い尽くせません。本当にありがとうございます。
 これからも先生との出会いが多くの方の救いとなることと思います。それは本人だけでなく、その家族をも幸せに導く出会いとなることでしょう。私もまたその恩恵にあずかる一人です。心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。
これからもいっそうのご活躍をお祈りしております。