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心の病や症状など

パニック障害・不安障害の克服

人は、同じようなトラブルに会ったら、誰もが同じように心の病に苦しむものか。
彼女の心が切り替えられないのは性格のせいなのか。本当に性格は生まれつきで変えることができないものか。
その様な疑問に結論を出す前に、彼女の人生を違う視点で考察してみよう。
そのために彼女の生育環境に目を向けてみることにする。
子供のころ、両親は互いの主張が強くぶつかり合っていた。
自分の意見を主張しあい日課みたいにぶつかり合っていた。いつも父は完ぺき主義なところがあって、理論立て筋道を立てて話す。でも母が聴くときもあればそれをうるさがって事細かいという風に、途中途中で自分の気持ち意見を主張していた。食事のときの会話が頻繁だった。和気藹々と笑いながらというときもあるが、結構お互いに言い合うことのほうが多かった。
父にしても母にしてもどちらも感情的になられることが嫌で耐えられなかった。
母に味方すると父が気分が悪いだろうな思い、父の味方をすると母が感情を害するだろうなと思ってどちらに見方していいかも分からなく、ただおどおどしてしまって感情的なものの言い方はしないで欲しいと心の中で訴え、治まるのを待って耐えているだけだった。
こういった感情的な両親の言い争いで、本当は母がかわいそうだと思っていた。幼児期ほとんど母と一緒にすごしていた。幼稚園のころ、母と別れたくなくて、おなかが痛いといってはよく帰ってきた。父も大好きではあったが、母を苦しめるのが嫌だった。父のせいで母が泣いているのを見るのがとてもつらかった。
こういった両親のいさかいは、物心が付く前から持続されていたことなので、彼女が意識している以上のトラウマとしての精神面の影響を受けている。
幼い故に親たちの喧嘩は内容よりも、母がつらい思いをすることだけが苦痛で避けたかったようだ。母を悲しめたくなかった。母と父との関係は自分ではどうしようもないから、せめて私だけは母に心配をかけないでいようと頑張った。
母を悲しませるようなことを言ったりしたらいけないと自分に言い聞かせ、いつもいい子でいようとした。そして、親に気を使うあまり、自分の要求ができなかった。しつけに絡むことで、親から強い口調でいわれると絶対に言い返さずに言うなりにしたがってきた。
そうして、「自分が誰かともめるのも、人がもめてるのを見るのもいや、感情的になられるのが耐えられない」性格が形成された。
遺伝的性格は、環境要因によって修飾され強化もしくは変性されるものである。
そういった、子供の時代に体験した出来事と現在の環境で起きた出来事による精神の世界は本質的には同じだと気づく。
人との関わり合いの中で、自然に沸き起こってくる感情とか性格的なものは、子供時代の環境の中で作られていった。それゆえ無意識の中で発生し、何故自分がこんな風に思ってしまうんだろう、何故避けようとしてしまうんだろう、何故苦しむんだろうと意識では分からないことが多い。
ではどうすれば改善できるのだろうか。
これまで自分を責め、自分の生まれつきの性格ゆえに変えることができない、逃れることができないと嘆いていたことが、そうではなく生まれた後に形成された影響が大きく、そこから自分を解放・変革することができるのだということを理解することが必要です。
いままでは変わらないと思っていた性格が、じつは両親との関係の中で形成されていった性格なのだという事実を理解する。もちろん生まれつきの性格も関係するが、それは親がけんかしていたときにどのような心理的反応をしたかの違いは出る。脳が成長過程でどのように影響を受けてきたかを見つめ直すことも必要です。
≪≪≪「感謝のお便り」6で紹介しております。

パニック障害は治せることを、脳科学の視点でも説明しているサイト ≫≫≫